言いたいことをたまに発散させるブログ

パパであり、Web系SEである人間がただただ思ったことを書くブログ

将来子どもをもつ可能性がある人に再認識してほしいこと

「子ども作る前に(or 結婚する前に)アレやっといたほうがいいよ」みたいなことを言う人がいるが、家庭をもつと昔はなかった制約って結構あるはずで、じゃあ具体的に何があるんだろうかっていうことで、自分の経験をもとに洗い出してみた。

ちなみに、制約っていうのは男女(夫婦、パパママ)ともあるし、数もほとんど変わらないと思う。もしも妊娠しない俺には関係ないとか思う男性がこれを見てるなら即刻認識を改めるべき。大した覚悟や知識もないのに子どもができてから制約ばかりの現実にお互い不満タラタラでは夫婦仲は悪くなるし、最悪の場合離婚して親権をとられ子どもにも会えず養育費を支払うとかいう未来を招く可能性だってあるので、きちんと真面目に考えてほしい。

 

 

妊娠中の制約

タバコ、酒

知ってる人からすると常識に感じるが、結構知らない人もいる。お腹の赤ちゃんはママの血液から栄養をもらって大きくなるが、ニコチンやアルコールはその働きを悪くする。

生活していると他にも有害な物質を摂取するし、そしてある程度は赤ちゃんに悪影響を与えないようにママのカラダはできている。ただニコチンとアルコールは、吸ったり呑んだりすると大量に摂取するので自制する必要がある。

妊婦が控えるのは当たり前だが、その夫も控えるべき。例えば、お酒が好きな妻が自制してるのに夫が遠慮もせず飲んでるなんて空気読めなさすぎるし、タバコも外で吸ったからといって服についた臭いとかがつわり中の妊婦の殺意を招くので、断酒断煙の覚悟をもってほしい。(上のはあくまで一例なので、タバコ・酒好きの人は妊婦への影響やどんな夫婦間トラブルがあるか自分で調べろ)

居酒屋(喫煙席)、飲み会

タバコと酒がダメなんだから当たり前だが、ここであえて挙げているのは"付き合い"があるからだ。多くの人は飲み会を楽しんでおりストレス発散にもなっているがその機会が失われる。夫も、妻が自制しているのに遠慮しないやつがいたらこの世から消えてほしい。

飛行機での旅行

時期にもよるが、経過も安定していて中期くらいまでなら問題ないと思う。ただしエコノミー症候群には要注意。後期になると生まれるかもしれないというリスクが付きまとう。例えば旅行先で容態が悪化して入院が必要になったら現地の病院で入院・出産しなければならなかったりするので、産前休暇は暇だから旅行だー、なんて呑気に考えないほうがいい。医師の許可も必要になる。

休日の時間

当たり前だが、定期的に検診にいく必要がある。後期になると1〜2週間おきになることも。原則、夫も同伴すべき。←少しでも行動していかないと父親になる自覚が芽生えない。

夫婦生活

むかし「ブラックジャックによろしく」を読んだときに、不良みたいなやつが妊娠中は受精することはないから【自主規制】してもいい、みたいな発言をしてる場面を見たがとんでもない。感染症のリスクがあるし、そもそも行為自体が母体に負担がかかるので非常に危険。妊娠期間中の営みはNG。男がこの期間に不倫する話を聞くが、自ら人生に汚点をつける意味がわからない。

運動

これは基本的にママだけ。カラダへの負担は避けるべき。もしも夫婦で一緒にやってるスポーツがあったら一緒にできなくなるね。

寿司

赤ちゃんへの水銀の影響もあるが、ママ自身が食あたりでも起こすと栄養がとれにくくなることも想定しておかなければならない。

コーヒー

コーヒーが好きな方、飲むと落ち着くのはわかるがカフェインも赤ちゃんにはよくない。最近はデカフェも簡単に手に入るので活用したい。

 

細かく書いていくと他にも避けるべきもの、控えておくべきものはある。ちょっとくらいいいじゃん、という感じで楽観的に考える人もいるが、赤ちゃんに何かあったときのことを想像し自分の行動を振り返って後悔しないか、よく考えながら生活してほしい。

 

産後

タバコ、酒

授乳期のママは当然控えるとして、パパも奥さんへの配慮を忘れないように。ベロンベロンに酔うなんて有り得ない。

居酒屋(喫煙席)、飲み会

パパに関しては妊娠中よりシビア。産休中のママは3時間サイクル(+イレギュラータスク)で生活する赤ちゃんと一緒にいてほとんど自由な時間はない。仕事で帰りが遅くなるのはまだ理解を得られるが、呑んで遅くなるなんて理解してもらえるはずがない。もちろん一切禁止というわけではなく、コミュニティーのなかの礼儀として(例えば自分が主賓の歓送迎会など)参加せざるを得ないときもあるかもしれないが、きちんと奥さんと相談し、配慮のある行動を取るべき。

服の生地

これは制約というより筆者が気を使った部分。赤ちゃんの肌ってスベスベな印象があるが、実は荒れやすい。(というより荒れたときにすごく可哀想に思えてくる)個人差はあると思うが、抱っこしたときのことを考え、基本的に綿100%の服を着るようにしてるし、そういう基準で服も選ぶようになった。

洗濯用洗剤

これも気を使った部分。子どもが生まれるまで気にもしなかったが、赤ちゃんに優しい洗剤(無添加)が売られている。赤ちゃんが生まれるまでの買うものリストとかを調べたときにも挙げられるもの。ちなみにうちは一時期、大人のものと子どものものを分けて洗濯していた。

旅行(気軽なものも含む)

これは勇気と体力と計画性次第。車で赤ちゃんがグズらないか、電車にベビーカー乗せて嫌がられないか、旅先のレストランに赤ちゃんを入れても問題ないか、オムツが汚れたときに変えられる場所はあるか、赤ちゃんの機嫌がいい時間帯に行動できるか、赤ちゃんの世話ばかりでも満足に旅行を楽しめるか、などなど不安要素がたくさんあって気軽に旅行ができないことを認識してほしい。ちなみに筆者は、前はそばを食べるためだけに夫婦で弾丸で軽井沢にいったり、うなぎを食べに浜松にいったりしたが、当然いまはそんな勇気はない。

転職活動

仕事と育児で準備する時間もなくなるし、なかなか活動しにくくなる。また転職すると給料が下がりがちなのも抵抗がある。

貯金

赤ちゃんが生まれるとどれだけ出費が増えるんだろうか。少なくとも児童手当では補いきれないだろう。ベビーカー、抱っこ紐、ベビーベッド、チャイルドシート、オムツ用ゴミ箱、オムツなどの消耗品、ミルク、ベビー服などなど、他にも成長に合わせて増えるものもある。将来に向けて(子どものために)貯金はしなければならないと思うが自分が自由に使える貯金はほぼ貯められないだろう。

夫婦生活

産後1〜2ヶ月(産褥期)以降であれば夫婦の営みもできなくはない。しかし、子どもができることはセックスレスになりやすいのは事実。

趣味(ゴルフ)

やっぱり休日にパパが1人で趣味を楽しみなんてあり得ないです。家でできる趣味だったとしても1人で没頭できると考えないほうがいい。赤ちゃんの世話は誰がするの?

買い物や食事の贅沢

貯金ができない話と似てるが、まず金銭的な面で贅沢を避けがちになる。(ストレス発散の意味でもたまにしたほうがいいけどね!)筆者の場合はブランドとか、持っているとステータスが上がるものとかは探さなくなった。食事に関して言うと、例えば品のあるレストランに赤ちゃんを連れて行けない。ただ外食が減るかと言われればそうではない。育児で疲れるのでそこは安くアウトソーシングしたほうがいいと考えてる。(ガストとかによく行くようになった)

模様替え

考えれば当たり前のことだが、家の中には子どもに危険なものが多い。家具の角や、誤飲してしまうような小さいものなど。コンセントも全部蓋してる。使える家具は限られるし、怪我をさせないための工夫もしなければならないが、認識すべきことは子どもが成長するに連れて気をつけるべき箇所が増えてくることだ。

睡眠

乳児は3時間サイクルで寝る→起きる→ミルクを飲む→寝るを繰り返し、たとえ夜中だろうと起きる。少し大きくなっても夜泣きがはじまる。それに大人と違って寝ようという意志をもって眠りにつかないので、基本的には親が寝かしつけないといけない。一番大変なのは中途半端に寝て夜中に起きてしまったとき、赤ちゃんの目が覚めてしまうと寝てくれず逆に遊ぼうとしたりすることだ。

さらに大きくなっても子どもは早寝早起き。休日といえど平日と同じ時間に目が覚め親を起こしにくる。親自身の睡眠時間を確保するのが大変である。

ラーメン

日本人の多くはラーメンが好きと勝手に思っているが、(個人経営とかの)ラーメン屋は赤ちゃんを連れて行きにくい場所のひとつ。席はカウンターしかなかったり、子ども向けのメニューもない。(勝手なイメージだが)客層も子どもに寛容的ではない感じがする。筆者は、昔は美味しいラーメンを食べに出かけたりもしたが、いまは家やフードコートでしか食べないようになった。

美容院

全く行けないなんてことはないが、行きにくくなったことのひとつ。髪を切っている間は子どもを置いてけぼりにしたり預けないといけないので、独身時代とは勝手が違う。もちろん夫婦で協力してどっちかが家で子どもの面倒をみるということもできるが、子どもが小さいうちはママっこになりがち(個人差あり)なので、パパと大人しくお留守番できるかどうかも不安要素になる。(まあ美容院に限らずお留守番できるようにならないと困るが…)

友人の結婚式

招待されればもちろん行きたいけれども気軽に行けなくなるのも事実。両親がともに招待された場合に子どもはどうするか、片方が招待された場合に大人しくお留守番できるか。子どもを連れていく選択肢もあるが、外出時の荷物が多くなる。それに子どもってよく体調を崩すので最悪の場合はドタキャンせざるを得ないことも考えなければならない。子どもの世話を理由に結婚式を欠席することもあるので認識しておきたい。

"話題の"

筆者が一番感じた制約。メディアで取り上げられる話題のグルメ、イベント、映画などなど、軽いフットワークで追うことができなくなる。筆者の場合、子どもが生まれた直後に「君の名は」や「シンゴジラ」が話題になったが、結局その年は見れなかったし、以前はたまに参加していた東京ラーメンショーなどのイベントにも参加できなくなった。

 

赤ちゃんが生まれたあとだと時間の制約が多いので、大事なのは夫婦で協力すれば制約を減らせるということ。子どもがある程度自立すれば個人的に使える時間も増えてくるだろうがそんなのは産後10年くらい先の話。

 

こんな風に書いていくとあたかも子どもが生まれると良くない変化しか起きないように見えるが、筆者自身の体験としては、子どもが生まれてから新しい出会いも増えたし、それまでの生活では気づかなかった発見もあった。子どもの成長を見るのはすごく楽しいし、子どものためにいろんなアンテナも張るようになって自分自身が人として成長したとも感じる。

もちろん、それまでの"自由"な生活と子育てを両立させることはできないが、子育てに取り組むことでしか得られない経験や充実感があることを忘れないでほしい。

 

ヤフーのコメ欄を見るとたまにやべぇ奴がいる

久々の更新。

ヤフーニュースのコメ欄が好きです。なぜなら、ホントに醜い言い争いや、的外れな意見を見てるこっちが恥ずかしくなるくらい堂々と書き込んでいるのが面白いのでw

今回は男の育休という超関心のあるテーマがヤフーニュースにあがってたので、そのなかの残念なコメントに対して突っ込んでみる。

 

<国家公務員>男の産休取得率30% 国の目標と開き (毎日新聞) - Yahoo!ニュース

長期休暇取っても仕事に影響無い奴って、、元々要らん奴だろ?

夏季休暇とかもそうだと思うが「仕事やまわりへの影響を最小限にするように(事前に上長らと相談したうえで)長期休暇を取る」わけで、休みをとることとそいつが無能かどうかは全く関係してない。

産休なんていらんよ。

ただ、時短はいると思う。

なんでガッツリ休む必要がある。男が。

ここら辺がわからん。

時短でよいのか、長期休暇をとるべきかかケースバイケースでしょうね。そもそも産褥期の母親はほとんど家事をしないことが理想とも言われるし。近親者で頼れる人がいれば時短で足りることもあると思うが、核家族が多いいまの世の中では、父親が休まなければならないケースも多いと思う。

基本的に企業の仕事は一人かけると、その分残りのメンバーでこなす。

つまり、人が減った分苦しくなる。これは当たり前。

俺の変わりはいるけど、明日俺が休むと迷惑はかかる。これは当たり前。

どんな組織でもいきなり休んだら多少なりとも迷惑がかかるのは当たり前だが、産休育休はいきなり休むわけではない。

責任をとらない、やってもやらなくてもいい仕事をしている、それで600万円は高いに決まっている。

 筆者は公務員の仕事内容を把握してるわけではないが「やらなくてもいい仕事」ってどういう観点でやらなくていいのか。極論をいえば民間の仕事なんて儲かるためのものばかりなので、真に必要とされている仕事かどうかなんてわからない。そもそも民間と公務員の仕事の目的や意義って全然違うのでは?

そういえば仕事中2ちゃんねるやってる役所の職員がいたな
そして5時になったらピタっと書き込みがなくなったよ

 役所ってことは地方公務員のことか?このニュースは国家公務員のことです。

労働者の残業とか過労死の問題と、産休の問題は、別。

産休なんて、いらん。

自営業だったら産休なんてとれない。けど自営業の人も子供いる。

ガッツリ休まないと面倒みれないー。っていう男は基本的に元々仕事が嫌い。

仕事が好きなら産休なんてとらん。

自営業を例に出しても意味はなくて、自営業とかサラリーマンとか公務員とかそれぞれ仕事や組織構造も違うので同じ土俵で考えるのはあまり良くない。自営業の人が休めないのであればそれはそれで別の対策をしたほうがいいだけの話。あとなんで仕事を好きでなければいけないのか。

 

 

権力のある人たちにしか世の中は変えられない、当たり前だけど。

某広告代理店の女性社員が過酷な労働環境に耐えられずに自殺してしまった事件が話題になっている。上司からパワハラもあったという話だが、結局のところ長時間労働、これが女性社員を追い詰めたのだろう。

 

今回は長時間労働をなくす方法を考えたので書く。(ただし全ての職業に当てはまるわけではないと思う)

 

ずばり、現場の社員が帰るまで社長は帰っちゃダメというルールがあれば絶対に長時間労働はなくなる。

 

必ずしも社長である必要はないが、部長やら課長やら役員やら、とにかく権力をもつ立場。

 

この考えに至ったのは、例えば会社が派遣やら委託やら雇った場合に、雇い主(組織)がその場に誰もいなければ、監視下になければ雇われた側は働いてはいけないというルールを思い出したからである。

契約形態は違うが現場の正社員にもこのようなルールを適用させる。一般社員の監視は上司が、上司の監視はそのまた上司が…というように。

こうすることで、権力のある人間が現場を改善せざるを得ない状況をつくる。

 

例えば納期が迫っていて残業しなければ間に合わないとき、現場の一般社員では立場が弱くまわりの環境を変えることもできないので自分が残業をするという選択しかない。しかし権力のある立場なら、極端な話、頭を下げれば納期を延ばすことさえ比較的容易にできる。少なくともメンバーの動員くらいならできる。

 

こう考えると、過酷な労働環境を上司が、社長が、会社全体が本気で改善しようしている会社ってどれだけあるのか。権力のある人間が巻き込まれなければ何も変わらない。

 

…と、上司がほぼ毎日に呑んでるのに遅くまで残業している私は思うのです。

「普通」と訴える客は俺の前から消えてくれ

仕事でクソイラついたので発散。

 

運用を担当しているWebサービスで、とあるエラーが発生したときに表示されるメッセージについて問い合わせを受けたので、エラーの原因とかを電話で説明したらこんなことを言ってきた。

 

 

 

普通、エラーメッセージはこうあるべきじゃないですか?メッセージが不適切ではないですか?だってそう表示しているサービス見たことありますよ。

 

 

イラついたけど一応お客さんなので、グッと堪えようとしたが、それでもやっぱりイラついたので「不適切かどうかは議論の余地があると思いますが」と第一声に少し気持ちを込めてしまった。

 

どこかも分からない他のサービスを引き合いにだし、しかもそれを普通と言ってくるのだから、何ともお粗末なご意見だなと。

 

つーかこのメッセージ、サービスが初期構築された5年以上も前から出してるけど、いまさらてめぇひとりの感性で不適切とかよく簡単に言えるな。

 

…とまぁ、お客さんが「普通」を武器に俺に意見を言ってきたことに腹が立った話。

 

実は同じようなことを学生時代に経験したことがある。

オープンし始めたばかりのスーパーのレジでバイトをしていたときのことである。ひとりのおばちゃんが刺身を買おうとしてそれをレジに通したときに、刺身にわさびは付いてこないのかと訊かれた。(使い切りサイズの、どこからでも開けられますって書いてたりするあのわさびのこと)

レジ台にはわさびなんてないし、店内にも置いてなかったので「付いてきません」と答えたあと、おばちゃんが言ってきた一言。

 

 

普通は付いてくるわよね?

 

 

言いたいことはわかるけど無いものはないし、、、というかわさびくらい買えよ。そのときは「店長に伝えておきます。」とかそんな感じでテキトーに流しておいた気がする。

 

「普通」。俺自身もたまに使っちゃってる気がするけど相手をイラつかせる一言なので、少なくともビジネスでは使わないほうがいいですね。なんか似たようなこと書いてあるエントリもあったのでとりあえず貼り付け。

 「普通」という言葉を多用する弊害について - NAVER まとめ

 

イジメられる側に問題があるという意味不明な考え

私はいまでは普通のサラリーマンだが、学生時代は教員を志していた。実際に教職課程を経て教員免許を取得し、いろいろ考えた末に教員試験さえ受けないまま現在に至るが、昔から教育問題には興味があった。むしろ親になったこともあり、より一層関心をもつようになった。

 

教育問題には、ゆとり教育やモンペなど一種の流行のような問題もあるが、これから書くイジメについては長く取り上げられ続けているテーマである。

 

私がまだ中学生のとき、たまたままわりの友人が話していた会話が耳に入り、そのときの言葉が頭のなかに残っている。

 

イジメって、イジメられるほうに問題があるんだよね

 

この言葉からは、中学生の思考能力といえど、その友人が断定した確固たる意見であると感じられ、私にはそれが恐怖だったのでいまでも強く記憶しているのだと思う。

ちなみに私はこのときまで、もっと言うと生涯にわたって(たぶん)イジメられたことはないが、その友人は少しヤンチャなほうだった。

 

自分が大人になっていくつれてわかったのは、中学時代に友人がそう考えたのは決して異常ではないということ。なぜなら「イジメられる側にも問題がある」と考える大人がいるからだ。大人が考えることを子どもが考えるのは普通のことである。

 

被害者側に問題があるというのは一見深い意味があるように感じられるかもしれないが、客観的に考えれば問題があるのは明らかに加害者だ。

 

イジメられる側にも原因はあるかもしれないが問題ではない。問題なのはイジメているという行為と、イジメている側の都合である。

 

イジメられる側を問題視するのは、ただでさえ辛い思いをしてるイジメられる側をさらに追い詰めてしまう大変危険な考え方だ。例えば、自分の子どもがイジメられているのを知って「お前が悪い」なんて言う親はまともとは思えないだろう。

 

学校や会社、外に出れば気が合わない人や距離を置きたい人、自分より弱そうな人がいるのは当たり前で、そんなことはイジメの理由にはならない。だからイジメは、イジメている側の人格や考え方に目を向けなければならない。

バカな大人ほどゆとり教育がダメという

私はバリバリのゆとり世代。たしか小学校高学年くらいから土曜日の授業がなくなったのを覚えている。当時はまだガキんちょだったのでゆとり教育に関するニュースなどに興味はなかったが、大人になっていくにつれて、世間の注目を浴びていた時期に学生時代を過ごしていたと気づいた。今年はゆとり世代がテーマのドラマも話題になった。

 

掲題のようなゆとり教育の誤解について述べた記事は結構あるので、いまでは多くの方がゆとり教育を理解されてると思うが、ゆとり世代である私なりに思うことを書いてみる。

(なお、私は文章を書く力も、論じる力も不足してるが、決してゆとり教育によるものではなく、単にセンスがないだけである。)

 

学力低下の原因になった証拠なんてない

学力テストとかの結果を見て、ゆとり教育学力低下を引き起こしたと言われている。たしかに授業時間は縮減されたりしてるので、学力低下につながる可能性はあると思う。ただ調査でわかるのは「ゆとり世代では学力テストの結果が低下した」という事実だけ。私の世代とご年配の方とでは生きた時代が違いすぎる。もちろん教育以外で。すぐ思いつくものだとゲームやケータイの普及があるが、文化や趣味も多様化している。昔はなかった、聞いたことがなかったものって結構ある。なので、学力の差を教育の差と簡単に結論づけてしまうのは浅はかで、まずは時代の差と捉えるべきである。

 

ゆとりの何が悪いの?

もしも本当に学力低下の原因がゆとり教育だったとしても、ゆとり教育は良いか悪いかはまた別に考えるべき。ゆとり教育であったとしても世界的に見れば日本の学力はまだ高水準だったはず。

国際競争力が下がるとの声があるが、これも可能性がある程度の話。義務教育の段階でトップクラスの学力がなければ世界と戦えないのか。

 

論点はズレてしまうが、もしも国際競争力を高めるのであればもっと優先的にやらなければならないことがあるはずで、例えば日本の大学なんてそれこそ「ゆとり」であるし、そもそも少子高齢化が著しい国で国際競争力を高めるのは明らかに無理難題。

 

ゆとり教育学力低下につながる可能性くらいわかってたはずで、目指したのはもっと先にこと。ゆとり世代はようやく社会に出てきたばかりでこれから日本を支えていく立場にあるのだから、本当に教育の善し悪しをはかるのはいまからである。

イクメンってほんとダサい

子どもが生まれ、不器用ながら育児をし始めて最近気づいたことがある。

それは、イクメンなんていう言葉は、もはや男がそう呼ばれて自分に酔いしれるためだけに存在する言葉であるということ。ましてやそれを自称する男なんてのは非常にマヌケに見えます。

 

と思っていたら、以下のような記事を発見。

自分に酔い過ぎ? 先輩ママがウザいと思った“自称イクメン”あるある|働くママの仕事と育児はcamily [キャミリー]

 

ここに登場するパパたちが本当に自称イクメンかどうかわかりませんが、記事に書いてあることをそのまま読んで思ったことを書いていく。

 

・オムツ替えをしない

→なんで?う○ちが無理ってことはトイレ掃除とかもできないってこと?お前育児も家事もできないじゃんw

普段どれだけ身の回りを綺麗にしてるつもりか知らないけど、汚れたものを触れないってことはまともに掃除ができないということでもあるのであなた自身もあまり綺麗じゃないと思うよ。オムツ替えて手を洗えばそれで終わりなんだからやれよ。

 

・湯船に浸からせるだけで自慢

→準備から入浴後のケアまでたまに1人で全部やるとわかるけど、まぁ面倒くさい。特に生後1ヶ月くらいのときはお風呂から上がると100%ギャン泣き。私も面倒くさがりなのでそれを避ける(?)気持ちはわからなくもない。でも妻が苦労してそうだったらそれを察してください。いいパパである前にいい夫として。

 

・酔っ払いが赤ちゃんをかまいたがる

→「オレは子どもと話もできないのか!」って、、、普段のパパとしてその資格はあるのかもしれませんが、迷惑な酔っ払いはその資格がないんです。自分を客観的に見れてませんね。酔っ払ったときに家だけでなく外でも迷惑をかけてないか、気にしたほうがいいですよ。

 

・ダイナミックに遊ぶパパ

→私の子どもはまだ小さいので、外で遊べるようになったら気をつけます。

 

SNSパパ

→冒頭で述べた一番マヌケなパターンのパパ。あなたの育児への関わりを一番見ているのは妻であり、そしてそれを正しく評価できるのも妻です。アピールするなら最愛の人にアピールしてください。

 

・“ゴミを出す” “食事の後片付けをする”以外の関わりが増えない

→出ましたゴミ出し。あの元都知事の舛○さんもゴミ出しをするシーンがメディアに取り上げられて、家事してます風に映ってました。

 

ゴミ出しなんて家事のなかでも全然時間かからないんだから、ゴミ出ししかしていないのなら家事していないのと変わんねーよ。

 

父親の育児時間は平日平均“25分間”

→遅くまで働いているパパたち、お疲れ様です。…これって平日休みの人って含まれてるのか?

 

イクメンって育児男子(メンズ)の略だと思うので、皮肉なことにパパという意味がないんですよね。だからイクメンって思ってるようじゃパパとしての自覚はまだまだ薄いと思いますよ。

 

まぁでも第3者がいう分には褒め言葉の意味合いが強いので、言われたときは変に捻くれずに「ありがとう」とでも言っておこう。